宅建業・保証協会加入 - さがら行政書士事務所

CONCEP　宅建業免許申請時の保証協会への加入

　営業を開始するためには，（1）営業保証金を供託する，（2）宅地建物取引業保証協会に加入する，のいずれかが必要となります。
　この手続は，免許日から３か月以内に行う必要があります。期日を経過すると，免許を取り消すことになります。
ここでは、この（２）宅地建物取引業保証協会に加入するについて説明します。

　宅地建物取引業保証協会とは

　宅地建物取引業保証協会とは、国土交通大臣から指定を受けた社団法人で、宅地建物取引業に関して、苦情の解決、従事者に対する研修、取引により生じた債権の弁済等の業務を行っている団体です。
　保証協会には「全国宅地建物取引業保証協会(ハトマーク)」と「不動産保証協会(ウサギマーク)」の２つの団体があります。

　保証加入のメリット

　保証協会に加入することで、弁済業務保証金分担金制度が利用可能になり、弁済業務保証金分担金を支払うことによって営業保証金を供託する必要が無くなります。

【弁済業務保証金分担金の納付額】

主たる事務所(本店):60万円
従たる事務所(支店等):30万円(1店につき)

　保証協会に入る最大のメリットとしては、何よりも1000万円の保証金の供託が60万円で済む点が大きな理由に上げられます。その他、加入時に、入会金や年会費が必要になりますが、それを差引いても、コストカットのメリットは十分にあります。

　また会の活動に参加して同業者と親睦を図れれたり、情報の提供や研修制度、不動産業に必要な備品や契約書の入手など開業後のサポートも充実しています。

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